釘刺しも、用具が一般的なせいか、当時(昭和30年代)全国的に流行っていたようです。
道には小さな釘がたくさん散らばっていて、良く自転車がパンクしました。
自転車といえば、小見川の自転車屋出身の正ちゃんが昔遊びのジオラマを作っているので、リンク集で紹介します。
今は、舗装されたり、石が敷かれたり、釘は危ないと子供から取り上げたりで、この遊びが残っているかは知りませんが、、、、
くぎさしの遊び方(昭和30年代)の紹介
用具(釘)
用具は原則はクギ(5寸クギなど)なのだろうが、自転車のスポークであったり、家から持ち出した目打であったり、金属製の尖ったものでOK。
遊び方
基準線を人数に応じて2人(一本線)、3人(T字)、4人(十文字)、5人(5本線の星型)を地面に書きその線端を各自に割り当てそこから線を引いてゆく。
各自順番に相手の線端を封じ込めるように線を引いてゆき完全に出られなく包囲したらとどめの最後の点を最初の基線に打ち込むことで勝者となる。
延長する線の先の位置にクギを手にもって振り下ろして地面に突き刺す。
突き刺した点と自分の線端を直線で結ぶのであるが、その時、他の線に接触、交差してはいけません。
その場合は次の人に交代。
刺さらずに倒れたところで、次の人に交代。
大体その軌跡は螺旋状になり逃げたり追いかけたりが進む。
封じ込める時には必ず線上に点を打つ(突き刺す)必要があり、すこしでもずれると失敗とされ次の人に交代となる。
包囲されでしまう時は少しでも隙間があればそこから脱出するのであるがその時も軌跡は他の線に触れては成らないので、クギをさす高度な技術が要求される。
優れた道具作り
釘を尖らせる必要があるのでその加工技術がないと遊び道具ができない。
自転車のスポークは比較的に簡単に尖らせることができ珍重されたが、当時はいまほど廃棄自転車がなかったので、入手が困難だった。
5寸釘は入手しやすいが加工が難しかった。
コンクリートの床や、壁に擦って磨きあげた。
菱形の断面をもつ金属ヤスリで削るのが効率的だった。
<くぎさし> 遊びの紹介(いろいろなサイト編)
くぎさし(陣取り)
陣取り という くぎさし遊びが紹介されていますこれは、岐阜の人からのもののようです。
所変わればですね。
昔野遊人(むかしのゆうと) 昔の遊び研究所 で 100以上の昔遊びを纏めています。