行商にもいろいろ有る。

近くの銚子から魚の行商
近くの銚子から魚の行商

魚に野菜などの生鮮食品を売って歩く行商や、豆腐屋さんがラッパを鳴らしながら売るのも行商。
移動式の商売は全て行商。

子供にとっては、季節の行商が楽しみだった。

夏の風物詩・カキ氷の行商の思い出

宇治金時には団塊世代の思い出がてんこ盛り

まだ、電気冷蔵庫もクーラーも無かった時代。
しゃれた家には、氷で冷やす木製の冷蔵庫が有った。

氷屋さんから、氷の塊を買って、バケツに入れて涼を取る。
ついでにスイカを入れて冷やしておく。

幼稚園から小学校時代、夏になるとやって来る氷掻きの行商があった。
近所にも、氷を売っている駄菓子屋さんが有ったが、ミルクとアズキは高かった。
いちごやレモンやメロンの氷は5円か10円で買えたのに、20円もした。
夏になるとたまにやってくる氷掻きは、アズキ専門だった。
アズキ氷が10円、どっさりアズキを入れて20円だったので待ちどうしかった。
今でも、宇治金時には頭が上がらない。

 
氷の旗

もうこんな季節になったんだと、夏の風物詩に、昔の思い出が蘇ります。
そんな団塊世代の人たちに圧倒的に人気なのは、宇治金時でしょうか。

赤坂の老舗和菓子店「とらや」も「宇治金時」中心の人気で行列が出来ているという。
この「とらや」も昭和50年頃に「氷あずき」から、かき氷の提供を始めたそうです。

団塊世代は甘い物が高価だった子供の時代、駄菓子屋で「氷あずき」を週一回食べるか、レモンシロップのかかったカキ氷を毎日食べるかに悩んで育ったんです。
それで、「とらや」で、「氷あずき」の更に上位種の「宇治金時」が千円以上したって、全然高いなんぞと思わないのです。

あなたは、フラッペ派、かき氷派?

昔の夏に食べたのは かき氷。
夜店で食べるのは かき氷。
カキ氷の旗がかかっている店で食べるのは かき氷。

昭和の思い出に繋がるのはいつもカキ氷。

それで、私は断然カキ氷派なのだったのですが、

喫茶店で良く見かけるフラッペ、フルーツとか、アイスクリームとか、ちゃらちゃらしてて、あまり興味が無かったのだが、
新装開店の喫茶店のメニューには、まだ春にもなっていなかったのに「宇治金時フラッペ」の文字が有りました。
これは、暑くなったらどんな物か食べて見なければと、「宇治金時」に釣られました。

5月のやけに暑い日、まだカキ氷の旗が掛かる前に食べられる喜びを噛み締めながら、「宇治金時フラッペ」を食べました。
宇治金時フラッペは、カキ氷の旗がかかっている店で食べるかき氷宇治金時と瓜二つ。
夏の食べ物が、周年味わえる事になりました。

本当は、何が違うフラッペとかき氷

調べる時は、うぃきぺでぃあ。

和風喫茶や甘味喫茶ではかき氷と呼び、喫茶店やパーラーなどの和洋折衷または洋風の飲食店ではフラッペと呼ぶことが多い。

同じものだった! 今までは、宇治金時というメニューが無かったので、食わず嫌いをしていただけだったのか。
宇治金時というかき氷が、無視できないぐらいに流行って来ていると、食べられる事を単純に喜びましょう。

でも、何か違うよな?
食育大事典というサイトの、かき氷とフラッペの違い?  では、

フラッペは、かき氷を洋風にした言い方、またはアイスクリームやフルーツなどをカラフルにのせたかき氷をさすことが多いようです。
日本で一般的なフラッペは、かき氷器の製造会社が、かき氷の新しいスタイルとして果物などをあしらったレシピを、フラッペとして提案したものが広まったといわれているそうです。

和風か洋風かで言うならば、宇治金時に白玉が載っているのは、かき氷 アイスクリームが載っているのは フラッペ となるのかな。
宇治金時かき氷のレシピ 2色の白玉団子がなんともかわいい。抹茶を溶いたシロップは抹茶本来の苦みも味わえます。

自宅でかき氷、サマザマなレシピが公開されています。

一家に一台かき氷器 子供のいる世帯ならともかく老人世帯には必要ないですよね。