森下屋の足袋の思い出

子供の頃の昭和の時代、下駄を履いて通学していました。
素足に下駄でも良いんですが、冬は寒い、それで足袋。黒っぽい足袋です。

この黒っぽい足袋の製作、実は、森下屋のお爺ちゃんの十八番。
大正時代 足袋の製造販売をしていた 足袋商 森下屋。

洋品店に変わった戦後の森下屋でも、足袋は主力の商品でした。
和服に下駄に見栄えのする足袋という呉服店型ではなく、しもやけ防止の庶民の足袋でした。

普段履きの足袋は、靴と靴下の普及とともに無くなりました。
健康指向のもと、足袋ソックスなるものが普及してきました。

足袋はすっかり靴下に取って代わられて、、名前まで足袋ソックス!

足袋ソックスは、足袋風の靴下で、レッキとしたソックスです。
五本指ソックスとか二本指ソックスとか名ずけて貰えばいいのですが。

昔の足袋とソックスの違い: 親指分が分かれているという形状だけでは無いんです。
底が擦り切れるのは早いので(特に祭りの足袋は力が入る)、底だけ厚くしてある。
全部硬くしたら長靴みたいになってしまってフック(コハゼと言う)が掛けられず履けない。
素材的にも伸び縮みしないために、靴下みたいにいい加減なサイズレンジではなく、
靴のように十文半とか刻まれている。

足袋には、用途も色もいろいろ有るのですが、足袋の知識を極めたいという人には、

タビの博物館 という知識の展示場が有ります。

足袋ソックス

足袋と言うと、和服の時の履物のイメージですが、
普段使いの靴下にも足袋の良さを取り入れた新しい使い方が増えています。
5本指のソックスが足の健康に良いのは分かりますが、指の着脱が意外と手間。
洗濯も指が多いと面倒です。

2本指の足袋ソックスは下駄用というだけでなく、スポーツ用、足の健康用としても合格点を付けられるのではないでしょうか。
話題の陸王シューズは、足袋シューズ。

靴下専門店に靴下屋=Tabio (タビオ)という店が有ります

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名前からして、足袋屋から靴下屋に鞍替えしたようなイメージですが。
子供の頃の足袋は、福助なんかは有りましたが、タビオなんて記憶に無い。

タビオの歴史を見たら、足袋を意識はしているのですが、最初から靴下専門でした。

”タビオ(Tabio)は、
「The Trend And the Basics In Order (流行と基本の秩序正しい調和)」の頭文字をとったもので、
Tabioをはいて地球を旅(タビ)しよう、足袋(タビ)の進化形である靴下をさらに進化させよう、
という意味が込められています。

靴下に足袋の良さを取り入れて新しい使い方が増えています。
足指の刺激は健康に良いとかで、5本指ソックスは定着していますが、
 5本指ソックスは、着脱や洗濯が面倒でと敬遠する人も少なく有りません。
足袋型の二本指で、バランスと踏ん張りが強化されるとかで、スポーツ用の足袋靴下が人気になっています。

靴下屋 Tabioの公式ショップは、大手ネットショップにも出店しています。
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